部外者ほど無駄口を叩く

有名人が何かやらかすと、嬉々として批判に興じる。

毎度のことながら実に醜悪である。

今の今まで名前すら知らなかった相手のことを

今の今まで興味もなかった相手のことを

ニュース内容だけを鵜呑みにして叩く。

これは実に頭が悪い。

そしてこういう人間の厄介なところは「自分は正しい」と勘違いしているところである。


こういう正義の皮を被った愚行に走るアホどもに共通して言えるのは

他人の悪事に敏感で自分の悪事には鈍感

こういうことだ。

(むしろ自分の悪事を隠すために他人の悪事を大袈裟に騒ぎ立てているようにも見えるが…)

不倫報道で感情的になって騒ぐ理由も、

性格の悪さを誇張して批判する理由も、

まともな感性をしている私にはさっぱり分からん。

そもそも無関係なので。

そりゃそうである。

仮に応援していた俳優が何か不祥事を起こしたとしても、それで私には何の害もないわけだ。

部外者である私がその俳優に何かを言う義理など全くないのだ。

愚者にはこれが理解できないらしく、なぜか根拠もなく自分と有名人の関係性を盲信している。

自分をどんな存在だと思っているのか 非常に疑問だが。

「その部外者のおかげで〜」などと長々お説教をしてくれる人格者気取りのマヌケもいるが、全くもって的外れである。

君がいようがいまいが不倫は起きるべくして起きていただろうし、本人たちにとって君ごとき一般人はな〜〜んにも影響を与えないノミ程度の存在でしかないのだよ。

…とね。これだけの話だ。

同じ意見の人間が沢山いることを確認しなければ何も言えない有象無象の臆病者たちの

その中の一匹でしかない。

そういう自覚をすべきだ。

自分たちがいなければ有名になれなかった…などという思い上がりは捨てるべきだ。

才能ある人間は君たちのような取るに足らない存在がきてもいなくても、遅かれ早かれ成功するのだから。

そもそも、もっともらしい綺麗事を宣ってはいるが…結局「有名人だから」叩いているのではないか?

もし不倫を許せないというのならば一般人が不倫しても何も言わないことに矛盾が生じる。

むしろ一般人の方が、バレないところで不倫しまくりなのだから。

許せないのだろう?なら、なぜ彼らを糾弾しない?



成功している有名人が許せないだけではないのか?

嫉妬心は人を悪魔にするという。

元から悪魔のような心しか持ち合わせない愚民どもなら尚更であろう。



正義感が強いと言われる人間について私は基本的に信用しない。

正義感とはこの世で最も厄介なものだからだ。

正義と言えば何でも許される。

そんな腐った免罪符として使われる昨今の正義という言葉はもはや本来の意義からかけ離れた糞のようなモノでしかない。

一個人の私見や愚民どもの感情論に左右されるような、そんなモノは正義ではなくただのゴミだ。

まるで社会的正義や常識があるかのように吹聴する連中がいる。

しかしそれらは所詮勝手に作り出された紛い物でしかない。

私は正義の基礎を作ろうと試みた偉人たちに敬意を表している。

ゆえに軽々しく正義を侮辱する愚民どもは大嫌いだ。

薄汚れた路地裏を這いずるドブネズミのような意地汚いクズどもが

たかだかニュースで得ただけのにわか知識で有名人をこき下ろし

挙げ句自分達の身勝手で一方的な感情を無神経にぶつける。

「信頼を裏切った」だと?

信頼するのも裏切られるのもソイツ自身の自己責任だ。

勝手に信じて勝手に裏切られていれば良い。

いちいちそれを他人のせいにするのはバカとしか言いようがない。

他人をとやかく言う暇があるなら己のそのゲス以下の精神を叩き直せ。

安全圏から寄って集って一人の人間を叩く そんな野蛮な動物にも満たない稚拙な行いしかできないヤツが

くだらない正義感など持つな。

身の丈に合わない正義感は悪意より有害だ。



先日はある有名人のWikipediaが荒らされるという事件があった。

はっきり言って呆れるしかない。

キチガイ」だの「サイコパス」だの、

他人を貶めることしか考えていない低次元な連中がよくもまあここまで偉そうに批判できるものである。

さすが、罵倒の語彙力だけは豊富だ。

これも『ネタ』として言い訳をするアホが一定数存在するが、やはりつまらないモノをネタと言い張られてもそれは苦しい言い訳でしかない。

小学生が怒りに任せて相手に暴言を吐くのと同レベルの…とても拙い、次元の低い罵倒。

それのどこがネタだというのか。

人を笑わせることすらままならないド素人がしたり顔で、しかも自分から『ネタだ』と言い張るなど愚の骨頂。

そもそも、そういうことをやるのは倫理観に欠けたカスである。

遊びだと言えば誤魔化せる。

みんなやってるから大丈夫。

悪いことしたんだから自業自得。

ほうほう。

なるほど。

素晴らしい。今お前が言ったことは全て間違っている。

法が裁かなかった人間に対して私人が制裁を加えるなど世紀末以外の何者でもない。

それが許されるなら私がお前を裁いても良いということになる。

…そうだ。

一個人の尺度で他人を裁くなどあまりにもバカげている。

これを正当化する人間はおおよそ倫理観も道徳観もない未開人ということである。

そもそもWikipedia荒らしは悪いことである、というのは自明だ。

荒らされた記事は元に戻す必要があるからだ。

それらをやらねばならない人間に、『迷惑』をかけているのだ。

立派な悪である。

一方的で独善的な正義感に支配されてこのようなことをやっているのならそれは間違いなく『キチガイ』である。

ヒーローごっこなどやめて身の丈に合った生活を送っていれば良いのだ。

心配しなくとも、この世に『歪んだ正義感』は必要ないのだから。